アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎とは
アトピー性皮膚炎とは、6ヶ月(乳児は二ヶ月)以上繰り返す、かゆみを伴う皮膚症状です。多くの場合は、家族の中にアレルギー体質の人がいます。
アトピー性皮膚炎の診断は、今までの経過と皮膚の症状・家族歴、そして血液検査で診断します。
特に肘の内側と膝の裏にかゆくて赤い皮膚症状が出現します。
また、血液検査で今現在の自分のアレルギー値や自分のアレルギーの原因を調べる事ができます。
その他、パッチテストといって、自分が日ごろより使っている化粧品やシャンプーなどが自分の皮膚に合っているかを調べる方法や、金属アレルギーを調べる金属パッチテストもあります。
料金
血液検査やパッチテストは保険内で検査できます。
血液検査は39項目 | 3割負担の方で 5,110円程度 |
日常生活パッチテスト | 3割引の方で 6,000円 |
金属パッチテスト | 3割負担の方で 1,200円程度 |
アトピー性皮膚炎の治療

保険適応レーザー《VTRAC》・《JTRAC》を導入しました
VTRACは高い臨床効果を誇る308nmエキシマライトです。
最初は1週間に1度、症状が落ち着いてきたら1ヶ月に1度の照射でアトピー性皮膚炎の皮膚の赤みや痒みが劇的に軽減されます。
また、掌蹠膿疱症や尋常性乾癬の皮膚症状のある部位に直接照射することで徐々に皮膚症状が改善するのと同時に、再発するのを抑える作用も期待できます。
尋常性白斑の部位に照射すれば、メラニン細胞が活性化して白斑部位が正常な皮膚の色に近づくことができます。


料金
VTRAC、JTRACは保険適応レーザーです
3割負担の方 | 1回 1,000円程度 |
1割負担の方 | 1回 300円程度 |
重症型アトピー性皮膚炎の注射薬
” デュピクセント ”(保険適応)

こんな方におすすめ
- 内服薬や外用剤を使用してもアトピー性皮膚炎が改善しない方
- 15歳以上の方
注意事項・副作用
- アレルギー反応が出る場合があります。(初回の注射後院内にて 30分待機して頂きます。)
- 喘息にも有効な注射ですが、喘息がある方が喘息の主治医にデュピクセント治療についてお伝え下さい。
- 妊婦、授乳中、高齢者、寄生虫感染症の方には投与できません。
- デュピクセントはアトピー性皮膚炎を抑える効果はありますが、治すものではありません。
忙しくて通院ができない方のために、自宅で自己注射するデュピクセントの処方も行っております。
尚、デュピクセントの処方にあたっては、注射指導を最低 2回は受けて頂く必要があります。
ご希望の方は医師にご相談ください。
アトピー性皮膚炎の色素沈着の治療
アトピー性皮膚炎を放置すると、悪化して、炎症後の色素沈着として跡が残ってしまいます。
跡はなかなか消えません。ビタミンCの内服やビタミン注射(保険外)、しみ取りクリーム(保険外)で薄くすることができます。
濃く残ってしまった場合はイオン導入(保険外)も効果的です。